歌舞伎への関心2019年01月23日 14時31分

 一昨日、新橋演舞場で歌舞伎の観劇をした。早朝家族に駅まで送って貰い新幹線での移動となった。当初妻も同行することにしていたが、急に体調を悪くし、ひとりでいくことになった。JRと宿は一部払戻があったが、観劇と翌日行くことにしていたフェルメール展の入場券は無駄になった。   東京は快晴に近い天気で、快適に行動できた。今回は市川海老蔵の長男で、先日、市川新之助襲名を発表した堀越勸玄くんと姉の麗禾ちゃんが出演するということで決めた。昼の部の極付幡随長兵衛。夜の部の牡丹花十一代でその姿が見られた。色んなコメントを参考にすると本番に強いタイプのようで今後も楽しみだ。  その他三升曲輪傘売は、まだ二回目の公演で今後、どんな味付けで引き継がれていくのかも興味深い。  この後、十三代目市川團十郎を襲名する市川海老蔵の人気を裏付けるように昼夜とも満員に近い盛況であった。

南座で歌舞伎2018年11月07日 12時05分

 11月5日に妻と京都南座で歌舞伎を観劇する。平成25年に行って以来だ。 昼の部と夜の部を続けて観劇する。 最初の毛抜は、荒唐無稽な要素を取り込みながら、常に新しい試みをした江戸期の歌舞伎の自由さが伝わるような演目で初演後随分途絶えていたことも頷ける。 連獅子と寿曽我対面は、今回の二代目松本白鸚 十代目松本幸四郎 八代目市川染五郎の襲名披露のなかで当然入るべき演目か?寿曽我対面で小林妹舞鶴を演じたのが秀太郎である。実に味がある。前回も当南座で平成23年12月に観劇している。 封印切新町井筒屋の場と御存鈴ヶ森は南座発祥四百年南座新開場記念にふさわしい演目だ。勧進帳は、何度観ても面白い。  続けて観るとすごく疲れる。近くに宿をとったのでゆっくり遅い夕食をとる。  翌日は、夕方頃のJRをとってあるので終日フリー。朝食をとりがてら建仁寺の境内を散策する。夜間降雨があったようで路面が濡れている。内部の観覧の時間までは滞在できないので境内の静けさを味わって宿に戻る。  昼前に宿を出て東福寺へ行くことにする。幾分紅葉が混じっているがまだ青さの方が勝っている。平日と言うこともあって通天橋付近も混雑と言うこともなく。ゆっくり散策できた。  この時期としては優しい日差しも有り、一泊での充実した旅を満喫した。画像は東福寺にて

歌舞伎地方公演2018年07月25日 10時37分

 昨日、歌舞伎地方公演の曽我綉侠御所染(=ソガモヨウダテノゴショゾメ)他を妻と観劇した。暑い日が続き、会場までの移動が大変だ。幸い開演に間に合うバス便がありほとんど汗もかかず会場に入った。尾上菊之助一座の若手を中心にした様式美が新鮮だった。また、歌舞伎座の舞台とは違う舞台形式にもなるので、部分的に窮屈な印象があったり躍動感にやや欠ける所もあるが、全体としてはうまく歌舞伎の様式に落とし込んでいるなと感心する。昼の公演だったので終わって外に出ると暑い。  少し、早い夕食になるが、カプリチョーザでワインをボトルで注文し、先日のテレビでモーリー・ロバートソンが好物と言っていたトマトとニンニクのスパゲティなどを食べながら地元での観劇と観劇後の一時を満喫した。気が付いたら二人でボトル一本空けていた。  画像は、妻が今はまっている自家製梅干しの天日干し。

観劇後のグルメ22018年03月16日 13時45分

 観劇の翌日は、前回と同じ表参道まで移動し大田美術館で企画展の江戸の女装と男装を観る。前日観た神田祭の手古舞の衣装で着飾った浮世絵版画などもあり良いタイミングとなった。  食事は、前回と全く同じブラジルのシュラスコのお店だ。お肉食べ放題という触れ込みなので、今回はビールや副菜を控えめにしてたくさん食べた。日本特有の柔らかい肉ではないが、肉の各部位の食感と味を一通り体験できた。若い人が多い中、私達のような老人も数組見られた。次回はディナーで来たいなと思う。

観劇後のグルメ12018年03月16日 12時01分

 観劇以外の興味として食べる楽しみがある。普段から家では野菜中心の食生活だが、出かけると少し羽目を外す、朝早くからの移動だったので小さな駅弁を買って朝食を済ませる。昼の部の幕間用にサンドイッチを購入しそれで昼食は終わり、昼の部と夜の部の間に歌舞伎座裏の蕎麦屋で妻はざるそば私はかけそばを注文し、それで夜の部終了までの食事タイムは終わり。夜の部終了後、宿泊ホテルへの帰路でイタリアンダイニングの店を見つけ、そこで2時間ほど過ごす。  赤ワインをボトルで、あとはサラダなどの盛り合わせとピザを注文し美味しくいただく、そして店を出る頃はボトル1本空けていた。

於染久松色読販2018年03月10日 15時03分

 2014年10月に歌舞伎座で新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)野崎村を観ていますが、今度観る於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)は、その話の大元になっているようです。私も初めてみます。通称お染の七役(=お染・久松・芸者小糸・奥女中竹川・お染母妙貞・お光・土手のお六という七役を早替りで演ずる)と言われる。そこで玉三郎の演じる土手のお六は悪婆(毒婦)という役柄。仁左衛門の演じる鬼門の喜兵衛も悪という設定。この演目は昭和46年に新橋演舞場で当時孝夫・玉三郎で大盛況だったようで、円熟して演じる仁左衛門・玉三郎の舞台には興味津々だ。

歌舞伎観劇予約2018年02月10日 10時28分

 来月の歌舞伎座での観劇の予約をした。松竹歌舞伎会の会員登録してあるのでWebでの予約となる。昼の部と夜の部を続けて観るので体力も必要だ。ここ数年は年2回程度のペースだ。あわせて新幹線の往復と宿の手配も必要になるので結構の出費になる。また、食事の計画をするのも楽しい。初日は幕間の弁当になるが、少し軽めにとって終演後に食事とお酒が楽しめるところに行こうと考えている。翌日は昼食に前回利用したシュラスコがいただける所に行こうと考えている。  年齢的にはそんなに食べれないが、計画するのがやはり楽しい。

歌舞伎2017年10月27日 11時06分

 朝から雨が降り続く一日でしたが、25日から1泊で芸術祭十月大歌舞伎を観ました。  昼の部は、極付印度伝 マハーバーラタ戦記。世界三大叙事詩初の歌舞伎化でかつ通し狂言だったので、見慣れた演目での睡魔とは無縁でした。歌舞伎に興味を持ったのが、NINAGAWA 十二夜だったので、似たような感動を覚えました。  夜の部は、沓手鳥孤城落月。漢人韓文手管始。秋の色種でした。  今回は、一日目で昼、夜の演目を観るということで大変疲れました。千秋楽でもあり、たくさんの方が観に来ていました。  次の日は、妻がグルメチェックした表参道のブラジル料理を食べに行くのがメインだったので、その前に太田記念美術館で企画展の葛飾北斎富嶽三十六景奇想のカラクリを観ました。北斎の娘応為の最高傑作である「吉原格子先之図」を観るのが主な目的でした。  ブラジル料理を食べたあと満腹になったので、明治神宮に参拝し帰途につきました。

歌舞伎観劇2017年04月15日 17時37分

 13日、14日歌舞伎座へ行ってきた。1年ぶり。昼は、前回行ったフランス風居酒屋でワインを飲みながら昼食。妻も幾分気に入っているようで定番になりそう。幕間の弁当など準備し宿に行く。宿も定宿にしているからなのか、今までよりも広い部屋が用意されていた。
 歌舞伎座夜の部 傾城反魂香の浮世又平役の吉右衛門ほか芸達者が安定した舞台を構成している。桂川連理柵帯屋信濃屋娘お半/丁稚長吉の二役を演じた壱太郎は女形を中心にした役柄の印象が強いのだが今回の2役の取り組みは興味を持ってみることができた。奴道成寺の猿之助は見るたびに輝きを増しているのを感じる。今回は出ずっぱりで相当のタフさも感じる。
 観劇は毎回同じような行動パターンなのだが、多分齢のせいだろう宿に着いて疲労を感じる。翌日は開演まで十分時間があるので朝風呂に入りしばしくつろぐ。昼食用の弁当としてアメリカンのサンドイッチをテイクアウトする。
 昼の部 醍醐の花見は豪華な顔ぶれ側室たちのやりとりが良い。秀次の亡霊は個人的には違和感を感じる。伊勢音頭恋寝刃の福岡貢役の染五郎と仲居万野役の猿之助の絡みは面白い。一谷嫩軍記熊谷陣屋は左團次の弥陀六が好きだ。幕間でサンドイッチ食べる。周りで同じ弁当を食べてておられた方が複数居られた。人気なのだろう。

地元で歌舞伎観劇2016年07月26日 11時25分

 今日は、雨の一日になりそうだ。この数日間は、庭に出ての作業が続いたので、久々の骨休めとなりそうだ。
 先日、松竹大歌舞伎の東コース公演を観てきた。最初の演目は、「晒三番叟」。歌舞伎で三番叟物と呼んでいるもののひとつ。以前観た公演でも「操三番叟」が印象に残っている。
 次の秀山十種の内 松浦の太鼓は、初代中村吉右衛門が撰じた播磨屋の中村吉右衛門家のお家芸。(※「秀山」は中村吉右衛門の高浜虚子門下としての俳号)
 赤穂浪士の討ち入りを題材とした歌舞伎の演目では、「仮名手本忠臣蔵」がメインだろうが、そのスピンオフものが大変多くある。この演目は「四谷怪談」と並んで特に上演回数が多いようだ。松浦鎮信(市川染五郎)は、場面場面で微妙な喜怒哀楽を演じ分けなければならず難しい演目だと感じた。
 最後の粟餅は、歌舞伎舞踊の多様さを感じさせてくれた。杵造の市川染五郎とおうすの中村 壱太郎の踊りの達者さによるものかもしれないが、観ていても楽しくなる。
 地方公演では、大掛かりな演目は期待できないが、役者の役作りの工夫が随所で観られ本公演とは、違った楽しみ方が出来る。
 画像は、先日庭で採れたトマト
Sample1 <BODY> <!-- フレーム未対応ブラウザのユーザーへの対応のためのHTMLを記載する --> フレームに対応したブラウザでご覧ください。 </BODY>