久々の歌舞伎座2021年11月12日 15時27分

 前回のUP後、5月に母を亡くした事やコロナ禍の状況下、県外への旅行を自粛していました。妻とも相談し人出の多くなる年末を避けることから十一月中に歌舞伎観劇をすることにしました。十一月の歌舞伎座は吉例顔見世大歌舞伎ということで、三部構成の公演になっています。  出発日の九日は観劇なしで食事を楽しむことにしました。  昼食にブラジル料理のバルバッコアクラシコ丸の内店を事前に予約しました。満席状態でした。当日だけは無礼講でたくさん食べ飲みました。  次の日の十日はホテルを出て早めの昼食にイタリア料理のザキッチン・サルヴァトーレクオモ銀座へ行きました。妻の選定したお店で女性の方がほとんどでした。  食事後、歌舞伎座へ移動しました。  午後二時半開演の二部最初の十世 坂東三津五郎七回忌追善狂言の寿曽我対面は曽我五郎時致役の子息巳之助が中心なのですが小林朝比奈役の松緑もいい味を出していました。次の連獅子は仁左衛門と孫千之助によるものですが特に仁左衛門は見ている方が心配するほどの所作でありました。  午後六時開演の花競忠臣顔見勢(はなくらべぎしのかおみせ)は花形役者を中心にしており華やかで見応えがありました。仮名手本忠臣蔵のスピンオフ版という事でしょうか。通しでやると長丁場のものをダイジェストして構成するのは、映画版忠臣蔵に対応するものに思われます。開演すぐの口上人形二体での体裁も当を得て面白く感じました。  帰る日の十一日は、午前十一時開演の第一部を観ることにしていましたので、その時間までホテルでゆったりと時間を過ごしました。  一部の最初は神の鳥(こうのとり)という演題で幸せを運ぶ“こうのとり”を題材にした舞踊劇ということです。初演に近いので愛之助の芸として成長していってほしいと思います。次は井伊大老の千駄ヶ谷井伊家下屋敷の場です。井伊直弼役の白鸚ほか芸達者の重厚な演技が光っていました。  いずれの日も昼食が重かったので、夕食は軽めのものにし帳尻をあわせました。  劇場はコロナ対策を極端と思えるほど取っているのですが移動や食事の場面では、かなり緩くなっているところもあり、自分たちの管轄場所ではクラスターを出したくないという気持ちを強く受け帰途につきました。

観劇続き2021年11月12日 15時31分

ホテルから東京スカイツリーがよくみえました。 旅行中の俳句 ①コロナ禍や時雨の朝に周遊へ ②芝居はね寒夜の出待つ浅葱幕 ③土産手に冬夕焼の旅の帰途
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