歌舞伎座こけら落とし公演2013年04月26日 20時39分

 4月23日、24日と予定通り歌舞伎座で歌舞伎座新開場柿葺落四月大歌舞伎を観てきました。往復飛行機利用の一泊での観劇です。  今回は1日目が第3部、2日目が1部、2部と盛り沢山の観劇内容としたので、すべて3階B席の中央最後列での観劇となった。この席でも花道七三での見得がよく見えました。また、天井や壁面の色が大分明るくなったような印象を持ちました。座席も少し広くなったと言うことですが微妙という感じです。  初日は、第三部を観ました。演目の一つ目は近江源氏先陣館の盛綱陣屋(もりつなじんや)。佐々木盛綱の仁左衛門ほかオールスターとも言うべき配役である。信楽太郎の橋之助に好印象を持ちました。次は歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)です。今までにも観た演目ですので、武蔵坊弁慶の幸四郎ほかどのように見せるのかに興味が集中しました。  翌日は、先に第一部、最初は壽祝歌舞伎華彩(ことぶきいわうかぶきのいろどり)鶴寿千歳です。春の君の染五郎がよかったです。次が十八世中村勘三郎に捧ぐお祭り(おまつり)です。会場の視線は勘九郎子息の七緒八の愛らしい振る舞いに向いていたようです。次は一谷嫩軍記の熊谷陣屋(くまがいじんや)は熊谷直実の吉右衛門と相模の玉三郎の心情描写が秀逸です。また、白毫弥陀六の歌六がすごく良かったです。さて、菅原伝授手習鑑や伽羅先代萩などと共通する「忠義のために我が子を……」は、従来儒教思想に基づく美徳として描かれているようですが今後見続けるにはやや違和感を感じ、子を殺めた事を苦悩し何か(例えば仏教)に免罪を求める親の心情を垣間見る事が出来れば、自然に見れるように思います。  演目が終わって場外へ出ると雨模様です。第二部の開場までそれほど時間もないので近くのアンテナショップを見て、お土産などゲットしました。  第二部の最初は弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)の浜松屋見世先の場より滑川土橋の場までです。弁天小僧菊之助の菊五郎はじめ五人男で成り立っている演目ですが、今回は浜松屋幸兵衛の彦三郎の安定感のある渋い所作に興味をもって観ました。 次の忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)の将門は傾城如月実は滝夜叉姫の玉三郎、大宅太郎光圀の松緑。いずれも持ち味を出し、興味深く観ることが出来ました。

歌舞伎座こけら落とし公演つづき画像2013年04月26日 20時47分

 華やかですね!
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