ステンドグラスペンダントの終段まで組み立て ― 2013年12月01日 19時21分
ペンダント仕上げ段階 ― 2013年12月06日 05時19分
ペンダント仕上げ段階 ― 2013年12月06日 05時32分
ペンダント仕上げ段階 ― 2013年12月06日 05時34分
ペンダント仕上げ段階 ― 2013年12月06日 05時35分
ペンダント取り付け ― 2013年12月07日 10時53分
ペンダント取り付け ― 2013年12月07日 10時58分
京都南座で吉例顔見世興行 ― 2013年12月19日 14時30分
一昨日と昨日、京都南座で吉例顔見世興行を観てきました。JRで移動しましたが今回は降雪などによるトラブルもなくスムーズに行くことができました。
今回は、二代目市川猿翁、四代目市川猿之助、九代目市川中車の襲名披露の締めくくりということで特に中車の出演する演目に興味が集中しました。昨年7月東京の新橋演舞場での襲名披露も観ましたので久々という感じです。この時期の常連の片岡仁左衛門が休演で少しがっかりしましたが夜の部の元禄忠臣蔵御浜御殿綱豊卿の徳川綱豊卿を演じた中村梅玉が大変良かったです。そして、富森助右衛門役の市川中車との
次の猿翁十種の内黒塚は、昨年も観た演目で阿闍梨祐慶役はその時は、亡くなった市川團十郎だったのですが今回は中村梅玉が演じていました。響きのあるよい声で黒塚の雰囲気を一層際立たせていました。
翌日昼の部では、森鴎外のぢいさんばあさんを観た。その原作を読むと、この夫婦は伊織30才るん29才で結婚している。この時代の結婚としては遅いと感じる。また、二人のプロフィールが表記された部分を引用すると(以下引用)”るんは美人と云う性の女ではない。もし床の間の置物のような物を美人としたら、るんは調法に出来た器具のような物であろう。体格が好く、押出しが立派で、それで目から鼻へ抜けるように賢く、いつでもぼんやりして手を明けていると云うことがない。顔も觀骨がやや出張っているのが疵であるが、眉や目の間に才気が溢れて見える。伊織は武芸が出来、学問の嗜もあって、色の白い美男である。只この人には肝癪持と云う病があるだけである。さて二人が夫婦になったところが、るんはひどく夫を好いて、手に据えるように大切にし、七十八歳になる夫の祖母にも、血を分けたものも及ばぬ程やさしくするので、伊織は好い女房を持ったと思って満足した。それで不断の肝癪は全くあとをおさめて、何事をも勘弁するようになっていた。”(引用終わり)でこの物語の根底の部分でもあるように思う。市川中車自身が長年培ってきた映画俳優的な経歴を考えると自然に受け入れれる演目であったが、他の歌舞伎演目とは、やや違った印象を強く持った演目でもあった。最後の義経千本桜の川連法眼館の場は通常「四の切」とも呼ばれる人気場面だがここの佐藤忠信実は源九郎狐は演じる役者の持ち味が出て何回観ても面白い。今回最後列で観たが市川猿之助の宙乗りの場面を観るのに最適な場所と感じた。昨年のヤマトタケルでの宙乗りの場面は桟敷席で観たのでその思いを一層強くした。
今年は、これで歌舞伎観劇の締めくくりになります。吉例顔見世興行は5年連続で観ました。また、2月、3月、4月、7月と今回で今年は5回観ました。
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